頭痛・肩こり・腰痛は、名古屋市守山区のえびす整体(旧えびす治療院)|整骨院|マッサージ|鍼灸|オスグッド|漢方|神領駅|印場駅

痛みのメカニズム

1)体の不調の原因は?

病気や事故などの直接的な問題が無い場合において何年も続く肩こりや腰痛など、それは「姿勢」の悪さから起こる事が大変多いんです。

人間には理想的な姿勢があります。

理想的な姿勢とは正面から見た場合には、耳、肩、骨盤が左右対象!
横から見た時には外くるぶしの鉛直線上に膝、股関節、肩、耳が一直線と言う形です。

この形が崩れた時に体の不調が起きる事がほとんどです。

 

2)何故姿勢が悪いと肩こりや腰痛など体の不調が起きるの?

我々の頭の重さは体重の7~8%と言われています。
40代成人男性の平均体重が71.3kg
40代成人女性の平均が55.8kgです。
(2018年12月14日厚生労働省国民健康栄養調査調)

そうすると、男性での頭の重さの平均が5.6kg、 女性の頭の重さの平均が4.32kgになります。
結構重たいですよね!
それでも、 先ほどお伝えした理想的な姿勢でしたら、この頭の重さを体全体で支えることができます。
しかし、肩こりや頭痛などでお悩みのある方のほとんどが姿勢が崩れています。
その最も崩れている形は、頭部が理想の姿勢よりも前に出てしまう状態です。

そうなると、本来首の骨は緩やかな前傾のカーブを描いているのですが、そのカーブがなくなり真っ直ぐな形になってしまいます。

これが「ストレートネック」と言う状態です。

本来は体全体で頭の重さを支える仕組みになっているのに、頭が前に出る事によって体全体ではなく首や肩だけで頭を支える形になってしまいます。そうなると首や肩への負担が物凄く大きくなるわけです。

 

 

さて、ここで突然ですが両手を真っ直ぐ伸ばして肩の高さまで上げてください。(小学校でやった「前ならえ」の形)

その形でボーリングの球(頭の重さと同じ位です)を持つとどうでしょう?

かなり腕は辛くなると思います。

首が前に出ている状態はこの形と同じで、前習え状態での腕の辛い部分が肩こりの方の肩の位置になります。
この形になると筋肉や関節への負担はもちろんですが、他にも背骨の中に神経は通っていますので、その神経の通り道が悪くなり自立神経にも影響を及ぼします。
それにより頭痛や耳鳴り、目まいや動悸息切れ、と言った症状やそれ以外の内臓の不調にまでつながります。

首や肩が辛かったり、内臓の不調が起こるのはこの形がほとんどです。

また、肩や首以外にも腰や股関節、膝の痛みにもこの姿勢の問題は大きく関わって来ます。

上半身の重さは体重の約半分ほどあります。
先ほどの平均値で表すと男性が約35キロ、女性が約28キロです。


立っている時はこの上半身の重さを骨盤や足も一緒に支えていますが、座った時はその重さが腰へかかって来ます。
さらに首が前に出ている事によって腰への負担は更に強くなります。
先ほど、首の場合は真っ直ぐになる(ストレートネック)とお伝えしましたが、腰の骨の場合は前傾のカーブが急角度になってしまいます。

それによって負担が多くなりヘルニアになったり椎間板が狭くなったり(脊椎間狭窄症)します。
これにより腰痛が出てきたりしてしまいます。

股関節、膝の痛みや水が溜まるといった状態に関しても、姿勢が整っていないと本来動ける範囲での関節の動きが出来ず負担が沢山かかってしまいます。なので痛み止めや注射で水を抜いたとしても状態が変わっていないのでまた水が貯まったり、痛みが出たりしてしまうんです。

肩こりが酷くて肩を揉んだり、腰痛の時に腰を揉む。
関節が痛いのに注射だけ!
など痛い所だけのアプローチをしてもなかなか症状が変わらない人は、こう言う大元から不調の原因があるかと思われます。


 

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